ドル円は米国雇用統計の悪化で下落!来週のFX外国為替相場予想(2024年6月3日~)
今週のドル円相場は、S&P/ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数などの米国経済指標の良好な結果やミネアポリス連銀カシュカリ総裁の「利上げを選択肢から排除した人はいないと思う」とのタカ派寄りの発言が材料視され、ドル円は157.71円まで上昇しました。
しかしながら週後半では、30日(木)に発表された第1四半期米国GDP改定値など軒並み下方修正されたことにより、週間安値の156.36円まで下落し、翌日31日(金)に発表された注目のPCEデフレーター(個人消費支出価格指数)でも、コア指数の前月比が+0.2%と市場予想の+0.3%を下振れたことで、前日の安値に迫る155.55円まで急落する場面が見られました。
ただ、ロンドンフィキシングにかけて月末実需の動きが出たのか急速にドル円は買い戻しが入り、結局はこの日陽線となる157.23円で終え、週間でも0.2円上昇という形でクローズしました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):154.0 ー 157.5円
来週のドル円は週間で「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国雇用統計は悪化と予想。(ドル安円高要因
)
7日(金)に5月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+17.5万人(4月)→ +18.0万人(5月)、失業率が3.9%(4月)→ 3.9%(5月)、平均時給前月比が+0.2%(4月)→ +0.3%(5月)、平均時給前年同月比が+3.9%(4月)→ +4.0%(5月)と全体的に前月から改善傾向となっています。
先週発表された5月分の米国PMI(購買管理者景気指数)速報値の雇用の項目が好結果だっただけに改善が予想されるところではあります。
ただインディードの求人数を見てみますと、5月中旬に一時的にやや増加していますが、5月は特に下旬に急減しており需要の弱さが感じられます。
雇用統計は毎月12日を含む週のデータが集計されるので微妙なところではありますが、前月から改善とまではいかないような気がします。
また、供給面でも移民の増加などにより労働力人口は増加傾向にあり、需給は緩んできています。
よって、雇用統計は市場予想を下振れ、指標発表時ドル円は下落すると予想します。
その他、ISM製造業・非製造業雇用指数 ADP非農業部門雇用者数、JOLTS求人、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注視となりそうです。
2つ目は、ISM製造業・非製造業景気指数は下振れると予想。(ドル安円高要因
)
来週は月初恒例の重要経済指標週間となります。
上記の雇用関連指標以外には、5月分のISM製造業・非製造業景気指数が注目されるところです。
先行指標となる米国PMI速報値は、製造業、サービス業ともに強い結果となり、好結果が期待されます。
が、筆者的にはPMI速報値の強い結果はちょっと信じ難い結果なので、ISM製造業・非製造業景気指数の発表15分前に出る確報値では下方修正されるのではないかと予想します。
よって、ISM製造業・非製造業景気指数も市場予想を下振れ、ドル円は結果発表時下落すると予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、ボリンジャーバンドのミッドバンドと+2σの間で小動きとなっており、MACDなどでは一時的にデッドクロスを形成しましたが、31日(金)の上昇で押し戻されています。
また、来週には一目均衡表の雲上限も156円台まで上昇してくるため、この攻防戦になるのではないかと予想します。
他方、週足ではボリンジャーバンドの+2σに達した後の急落からの反発局面となっていますが、MACDなどのデッドクロスに向けて下落していき、ボリンジャーバンドのミッドバンド、そして-2σを目指す流れになると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
注目の米国PCEデフレーターでしたが、コアPCEの前月比が+0.2%と下振れたものの、他の項目は市場予想通りの結果でした。
ただ小数第二位まで見てみますと、総合PCEの前月比は+0.25%、前年同月比は+2.65%、コアPCEの前年同月比は+2.75%となっており、四捨五入の繰り上げで辛うじて市場予想に届いたといった感じで、紙一重で暴落を免れましたね。
来週は雇用統計次第という感じになると思いますが、ボリンジャーバンドの+2σに向かうか、或いは一目均衡表の雲に突っ込み、ボリンジャーバンドのミッドバンドを突き抜け、一気に-2σまで下落するかといった感じになるのではないでしょうかね。
IMM通貨先物も156,039枚の円の大幅な売り越しとなっていますので、やはり雇用統計をキッカケに暴落、もしくは為替介入による暴落という流れになりそうな気がします。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】