来週のFX外国為替相場予想(2023年5月15日~ ドル円)FOMCメンバーのタカ派発言で上昇
今週のドル円相場は、米国CPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)の物価指標で、やや市場予想を下振れる結果となり、CPI発表直前まで上昇基調だったドル円は一転して急落することとなりました。
しかしながら、5月分の米国経済指標で先陣を切った週末12日(金)のミシガン大学消費者信頼感指数の期待インフレ率が大きく上昇したことにより、ドル円は急騰することとなりました。
当指標はFRBも重要視している指標であり、先月に続き動意付く結果となっています。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):134.5円 ー 138.0円
来週のドル円は週間で「やや上昇」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国経済指標はまちまちと予想。
来週の米国経済指標は、4月分では小売売上高、住宅着工件数、 中古住宅販売戸数など、5月分ではニューヨーク連銀製造業景気指数 、 フィラデルフィア連銀製造業景気指数などが予定されています。
4月分は、これまで雇用統計をはじめ、ISM製造業・非製造業景気指数など概ね好結果でした。
一方、5月分では一昨日発表のあったミシガン大学消費者信頼感指数が、金融不安や債務上限問題などの影響で悪化しているのが示されました。
これらを勘案しますと、来週発表される米国経済指標は、4月分では好調、5月分では悪化という結果になりやすいと思われ、ドル円相場も結果に応じて上下動する展開になると予想します。
2つ目は、パウエルFRB議長他FOMCメンバーのややタカ派発言。(ドル高円安要因)
来週は、パウエルFRB議長他FOMCメンバーの講演など数多くの発言機会が予定されています。
一昨日は、ボウマンFRB理事が、「物価圧力が弱まらず労働市場に鈍化の兆候が見られない場合は追加利上げを行い、しばらくの間高水準に据え置くことが必要になる可能性が高い」と条件付きですがタカ派発言を行っています。
パウエルFRB議長を含め、恐らく他の多くのメンバーも追加利上げはともかく、「現在の高い金利水準を保って様子をみる」といった考えを持っていると思われます。
市場は「早期の継続的な利下げ」を織り込んでおり、来週飛び出してくるであろうタカ派発言によって修正を余儀なくされ、米国債の利回り上昇に伴ってドル円も上昇すると予想します。
3つ目は、テクニカル分析では上昇すると予想。(ドル高円安要因)
ドル円日足チャートを見ますと、予想通りMACDなどでデッドクロスを示しましたが下りのターンは短命で終わり、上りのターンに向けて動いているような感じがします。
しかしながら、137.0円付近にある200日線やボリンジャーバンドの+2σ、直近高値の137.7円や137.9円、キリ番の138.0円など多くのレジスタンス(上値抵抗線)が機能しそうです。
ただ、週足はまだ上りのターンが続くと思われ、近いうちにこれらレジスタンスは超えてくると思われます。
今回の下りのターンでは下押しが少し甘い感じがするので、133.0円辺りまで下落し、もう少し下りのターンが続くサブシナリオもあり得そうです。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの↑のような感じで上昇すると予想します。
来週は米国の債務上限問題を巡って民主党と共和党のチキンレースになりそうで、状況によっては米国売り(株安、ドル安、債券安のトリプル安)となる可能性もあります。
その他いろいろと材料も多く、一喜一憂する一週間になりそうですね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でもなんでもありません。信じるか信じないかはあなた次第!
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【ドル円日足チャート未来予想図】