来週のFX外国為替相場予想(2023年4月24日~ ドル円)米国経済指標良好で上昇
今週のドル円相場は、予想通り17日(月)のニューヨーク連銀製造業景気指数や21日(金)の製造業・サービス業PMI(購買管理者指数) など4月分の米国経済指標が概ね良好で、一時は135.0円を突破する場面も見られました。
しかしながら、3月分の住宅関連指標等で悪化が目立ち、133.5円まで下落するドル安円高局面もありました。
最終的には週間で0.3円ほどの上昇となる134.1円で終えました。
形的には、135.0円のキリ番や日足ボリンジャーバンド+2σなどのレジスタンス(上値抵抗線)で、一旦跳ね返された形となっています。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):133.5円 ー 137.0円
来週のドル円は週間で大きく上昇すると予想します。
根拠としては5つ。
1つ目は、日銀金融政策決定会合は現状維持と予想。(ドル高円安要因)
来週末28日(金)は、植田日銀総裁が誕生してから初めての金融政策決定会合となります。
大方の専門家の予想では、「YCCや政策金利の変更はなく、現状の緩和政策を維持」となっています。
しかしながら、海外勢の投機筋を中心に政策変更への期待度は高く、毎回恒例と言ってもいいくらい円買いを仕掛ける動きが見られると思われます。
そして、金融政策の変更もなく当面金融緩和が継続される見通しとなった場合、今度は一転して円を売る動きが活発化しドル円は急上昇すると予想します。
以前も記事に書きましたが、日銀はたとえYCCの修正や撤廃をしたとしても国債利回りが大きく上昇しない場面でYCCの変更をしてくると筆者は予想しています。
しかもまたサプライズ気味に。
YCC変更を投機筋に読まれてしまうと、国債を仕掛け売りされて金利が跳ね上がってしまいますからね。
ただそれは来週ではなく、恐らくまだ何か月も先の話でしょう。
日本国債のイールドカーブの形状は、数か月前と比較してかなり綺麗な形になりましたが、現在の15年物国債の利回りは0.8%台後半となっており、この状態でYCCを変更すれば、10年物国債は現在の上限である0.5%を軽く突破してしまうと思われます。
また、日本国債の利回りは米国債にある程度連動するため、米国がまだ利上げサイクルの途中で利回り上昇の可能性がある中では、日銀もYCCの変更はしてこないと思います。
よって、筆者も来週末28日(金)の日銀金融政策決定会合では「現状維持」と予想しておきます。
ただ4月は、経済・物価情勢の展望(展望レポート)の発表があるため、インフレの見通しを上方修正する可能性はありそうです。
が、日銀は円安や原油高などが今後もよりいっそう進むとは想定していないと思いますので、結果据え置くと予想します。
2つ目は、米国GDPは良好と予想。(ドル高円安要因)
27日(木)には、2023年第1四半期の米国GDP(国内総生産)の発表があります。
GDPNowを見てみますと、推定値は+2.5%と市場予想の+2.0%よりも強い数値となっています。
次回更新日が発表前日の26日(水)となっているため直前で推定値が変わるかもしれませんが、結果も同様に市場予想よりも上振れるようならドル円は大きく上昇すると思われます。
また、同時に発表されるGDP物価指数も要注目です。
3つ目は、PCE(個人消費支出)価格指数で上昇。(ドル高円安要因)
米国PCE(個人消費支出)価格指数が来週末28日(金)に発表されます。
Inflation Nowcasting(4月23日更新分)の予測値を見てみますと、コアPCEで若干高めの予想となっていますが、市場予想のコンセンサスとほぼ一致しています。
結果が上振れた場合、ドル円は上昇することになりそうですが、たとえ予想通りだったとしても、翌週に控える5月FOMCでの利上げを徐々に織り込む動きとなり、ドル円も上昇気味に推移すると予想します。
| PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.1 | 4.1 | 0.3 | 4.5 |
| Inflation Nowcasting | 0.08 | 4.10 | 0.35 |
4.58 |
4つ目は、4月分の米国経済指標の上振れを予想。(ドル高円安要因)
来週は、4月分の米国経済指標としては、25日(火)にやや重要指標である米国消費者信頼感指数、そして速報値では大きく上振れしたミシガン大学消費者信頼感指数や期待インフレ率等の確報値、各地区連銀の製造業指数などの発表があります。
今週は、ニューヨーク連銀製造業景気指数や製造業・サービス業PMI(購買管理者指数)など4月分の米国経済指標が良かっただけに、来週も好結果が予想されます。
今週発表のあったフィラデルフィア連銀の結果も数値上悪かっただけで、中身は支払価格の大幅低下によるものなので全体的には改善傾向を示していたと思います。
上述の2つの経済指標に比べてあまり注目度は高くありませんが、大きく上振れる可能性もあり注視しておく必要もありそうです。
逆に、3月分の米国経済指標では市場予想を下振れるケースが多いので、ドル安円高要因となる可能性もありそうです。
5つ目は、テクニカル分析では上昇すると予想。(ドル高円安要因)
ドル円日足チャートを見ますと、ボリンジャーバンドの+2σが135円台前半、一目均衡表の雲上限が134円台前半にあり、レジスタンス(上値抵抗線)として存在しますが、先週の予想と同様に日足そして週足でまだ上りのターンが続くと思われ、これら抵抗線を突破してくると予想します。
日足では137円辺りにある200日線が、引き続き当面のターゲットになるのではないでしょうか!?
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの↑のような感じで上昇すると予想します。
来週も金融やテック企業など米国主要企業の決算が集中する1週間となりますので波乱が予想されます。
乱高下には注意しましょう!
ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でもなんでもありません。信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】