FOMCは市場が織り込むほどハト派的にはならずドル円は大きく上昇!来週のFX外国為替相場予想(2023年12月11日~)

来週のFX相場予想

今週のドル円相場は、7日(木)に植田日銀総裁の「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」との発言から早期の金融緩和修正への思惑が広がり、ドル円はこの日の高値147.30円から安値141.60円まで1日で5.7円へ下落する大暴落となりました。
しかしながら、同日の米国新規失業保険申請件数や継続申請件数、翌8日(金)の米国雇用統計やミシガン大学消費者信頼感指数などの経済指標が好調だったため、今度は逆に145.20円まで大幅に反発する流れとなりました。
日銀の問題で下落幅は予想以上となりましたが、今週もほぼ先週指摘した通りの展開となりましたね。

 

それでは来週の週間予想ですが、

予想レンジ(ドル円):144.0 ー 148.0円

来週のドル円は週間で「大きく上昇」と予想します。
根拠としては3つ。

 

1つ目は、米国CPIは市場予想とほぼ一致するもコアで上振れと予想。(ドル高円安要因 上昇

12日(火)に注目の11月分米国CPI(消費者物価指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、米国CPIの予測値は市場予想と前月比では一致しているものの、前年同月比では総合で下振れ、コアで上振れる可能性がありそうです。

筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」でも総合CPIの前年同月比で下振れそうな感じがします。
ただ筆者の予想としては、やはり住居費のインフレ率押し下げ効果が弱まって、コアCPIの方でやや上振れるのではないかという気がします。

よって、指標発表時はドル円は大きく上昇すると予想します。

  総合CPI (%) コアCPI (%)
前月比 前年同月比 前月比 前年同月比
市場予想 0.0 3.1 0.3 4.0
Inflation Nowcasting -0.01 3.04 下降 0.33 4.06 上昇
筆者予想 -0.1 2.92 下降 0.3 4.01
0.0 3.02 下降 0.4 4.11 上昇

 

2つ目は、FOMCではややタカ派寄りと予想(ドル高円安要因 上昇

12日(火)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表されます。
今回12月のFOMCでは、政策金利の据え置きがほぼ100%織り込まれており、注目は3か月に1度公表される経済見通し(SEP)と会合後のパウエルFRB議長の会見ということになりそうです。

「CMEのFedWatch ツール」を見ますと、金利先物市場では来年2024年3月もしくは5月から年末までに4~5回の利下げを織り込んでおり、利下げに対してかなり前のめりになっています。
FOMCメンバーはこれまでの発言等からみても、利上げに対しては消極的であるものの利下げに対しては非常に慎重のような感じがします。
よって、ドットチャートなどでは市場予想とはかなり乖離したタカ派寄りの結果が示されるものと思われ、ドル円は上昇すると予想します。

会合後のパウエルFRB議長の会見でも同様に、決してタカ派ではないものの市場があまりにもハト派側へ前のめりになり過ぎているため、その分ドル円は上昇すると予想します。

また、来週は米国以外でも、ECB(欧州中央銀行)で金融政策決定会合があり、ユーロ/ドルの値動きからドルが買われる可能性もありそうです。

 

3つ目は、テクニカル分析では上昇と予想(ドル高円安要因 上昇

ドル円日足チャートを見ますと、一目均衡表の雲を完全に下抜けて、144.5円付近にあるボリンジャーバンドの-2σも大きく割り込むほど暴落しましたが、142.3円付近にある200日線でサポートされる形で大きく反発しています。
今後はMACDなどのゴールデンクロスに向けて上昇基調となり、ボリンジャーバンドのミッドバンドや一目均衡表の雲下限の攻防へと移っていくと予想します。

他方、週足では先週指摘した通り、147.5円付近にあるボリンジャーバンドのミッドバンドを下抜けて、-2σへ向かって下落してきました。
そして、ちょうど142.0円付近にある-2σでサポートされ、反発した形となっています。
このまま上りのターンへ入っていくような形にはまだ見えませんので、再び下値を試し、やがて日足と同様に一目均衡表の雲の攻防になると予想します。

 

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

先週指摘した通り、やはり雇用統計は好結果となり、市場が期待しているほどの数値は出なかったですね。
10月に15-64歳の生産年齢人口が減っているのが気になっていたのですが、来週11月分のデータが公表されますので要チェックという感じです。
また、日銀の早期金融緩和修正という今回も恐らく専門家や市場の誤った憶測と思われ、日銀金融政策決定会合前に修正が入るのではないかという気がします。
関連報道には要注意ですね。
V字というより、✔(チェック)くらいになりそう(笑)
その他、経済指標も多くあり、入札もありで、ボラティリティが高まる1週間となりそうです。

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】
FOMCは市場が織り込むほどハト派的にはならずドル円は大きく上昇!来週のFX外国為替相場予想(2023年12月11日~)

 

Posted by ペッパー