FOMC議事録、FOMCメンバー講演等タカ派寄りでドル円は151円へ!来週のFX外国為替相場予想(2023年10月9日~)
今週のドル円相場は、2日(月)のISM製造業景況感指数、3日(火)のJOLTS求人と米国経済指標が相次いで好調な結果を示したことで、昨年10月以来の150円大台乗せとなりました。
ただ、ドル円が150円台へ乗せて間もなく147.27円まで約3円も急落する為替介入もどきの事象が発生し、そして即149円台前半まで反発するという荒れた展開となりました。
そして、翌4日(水)のADP非農業部門雇用者数の大幅な悪化によって、週末6日(金)に控える米国雇用統計までドル円はやや軟調な推移となりましたが、雇用統計本番では非農業部門雇用者数が市場予想の約2倍となる33.6万人増という結果を受けて、ドル円は149.53円まで上昇しました。
しかしながら、再び150円を目指す勢いはなく、やや失速して149.23円でクローズしました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):148.5 ー 151.5円
来週のドル円は週間で「やや上昇」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国CPIの上振れを予想。(ドル高円安要因
)
来週の12日(木)には、注目の9月分の米国CPI(消費者物価指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、米国CPIの予測値は市場予想よりもやや高めとなっています。
前月比で総合、コアともに0.4%に近い値が出ますと、前年同月比で0.1ポイント市場予想を上振れて3.7%、4.2%が出る可能性はありそうです。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」も同様に、前月比が総合、コアともに0.4%ならば、総合で3.7%、コアで4.2%が出る計算となっています。
よって、市場予想通りとなって無風通過となる気はしますが、若干上振れる可能性もあり、下落するよりは上昇する確率の方が高いと予想します。
そして、6日(金)の米国雇用統計において非農業部門雇用者数の大幅な増加もあり、たとえ市場予想通りであったとしても次回11月、或いは12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げ観測が浮上し、徐々にドル円も上昇してくると予想します。
ただ、米国雇用統計では平均時給が市場予想を下振れていましたので、サービス価格が下がっているのかどうか少し気になるところです。
あと、今月はPPI(生産者物価指数)がCPIの前日に発表されるため、こちらも重要です。
| 総合CPI (%) | コアCPI (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.3(0.4) | 3.6 | 0.3(0.4) | 4.1 |
| Inflation Nowcasting | 0.39 | 3.69 |
0.36 | 4.17 |
| 筆者予想 | 0.3 | 3.59 | 0.3 | 4.11 |
| 0.4 | 3.69 |
0.4 | 4.21 |
|
2つ目は、FOMC議事録やFOMCメンバーの講演等がタカ派寄りと予想。(ドル高円安要因
)
9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、年内あともう1回の追加利上げや来年の利下げ幅縮小が示されたことで、9月FOMC以降に米国債利回りやドル円は大きく上昇しました。
そして、その議事録が11日(水)に公表されます。
改めて、FRBのタカ派姿勢を確認することになると思われ、ドル円は上昇すると予想します。
また、来週もFOMCメンバーの発言機会が多くあり、好調だった雇用統計を受けて、さらにタカ派発言が出てくると思われ、ドル円も上昇しやすいと思われます。
一方、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁が、「このところの国債利回りの上昇はFRBに代わりある程度の仕事をしているため、われわれが一段の行動をとる必要性は薄れている」と述べるなど、先週筆者が指摘した通り、米国債の利回りが金融環境を引き締めているため、ハト派寄りの発言が出る可能性もあります。
3つ目は、テクニカル分析では上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、150円ちょうど付近にあるボリンジャーバンドの+2σがレジスタンスとして働き、約3円急落する介入もどきが発生したこともあり、一時は148.3円付近にあるミッドバンドを割り込む形となりました。
しかしながら、ミッドバンドを割り込んだ後は大幅に反発し、再びミッドバンドを越え、今度はミッドバンドがサポートとして働いた形で反発しています。
MACDなどではデッドクロスしているものの、やはり上げが甘く、なかなく下りのターンへは入っていけない状態となっています。
他方、週足も上りのターンが続いている感じで、4週間前から指摘している通り、今週くらいまでは上げ基調が続くと述べてきました。
やはりまだ上げが甘い感じなので、来週はボリンジャーバンドの+2σをオーバーシュートし、しっかりと昨年の高値近辺までダブルトップになるくらい上げてくれば、下りのターンへ入る形になると思われます。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
先週末の雇用統計では非農業部門雇用者数が大幅に増加しました。
一方、平均時給は前月比で0.2%と低水準が続いています。
この結果を受けてFOMCメンバーがどういう発言をするのか個人的には凄く注目しています。
その他にも、米国債の入札や10月分の経済指標「ミシガン大学消費者信頼感指数」が早くも発表され、来週も盛りだくさんとなっています。
また、IMM通貨先物の円の売り越しが、4,476枚増加して113,988枚の売り越しとなっています。
暴落注意報といった感じで、そろそろ警戒が必要ですね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】