ここ2年半でドル円の暴落は4回、5回目はいつ来る?次は本物か!?

コラム,ドル円相場

2019年12月に中国の武漢で最初の新型コロナウィルス感染者が報告されて以降、ドル円は2020年3月に付けた101.2円の安値を付けて以降、ドル高円安基調が続いています。
そんな中、筆者は米国の景気悪化をキッカケにこの上昇トレンドが間もなく終了し、ドル円の下落トレンドが始まると予想しています。
ドル円は、ここ2年半でボリンジャーバンドの-2σまで到達し、規模は違えど短期間のうちに大きく下落するケースが4回ほどありました。
それらを振り返り、5回目はいつ来るのか?そして下落トレンド入りする本物の暴落が始まるのか?を予想したいと思います。


【ドル円日足チャート】ドル円日足チャート

 

1回目:2022年10月21日~2023年1月16日

1回目は、2022年10月21日にドル円が151.94円の高値を付けた日から2023年1月16日に127.21円の安値を付けるまでの期間です。
3か月弱の間に約24.7円も下落しました。
天井を付けた理由は、日本政府・日銀による2度目の為替介入が実施されたことでしたが、暴落のキッカケは11月10日に米国CPI(消費者物価指数)が市場予想を下振れる結果となったことでした。
その後、米国雇用統計やISM非製造業景気指数が好結果だったこともあり小反発を見せるも、パウエルFRB議長が利上げ幅縮小を示唆し一転してハト派姿勢を示したことや日銀金融政策決定会合でのYCC修正サプライズがあったことで、ドル円は暴落することとなりました。
年明け2023年1月18日の日銀政策決定会合では、前回のYCC修正に続き引き締め方向へ舵を切るのではないかという市場の憶測が漂う中、現状の金融緩和政策の維持が決まったことでドル円は底打ちし再び上昇トレンドへと復帰しました。

 

2回目:2023年3月8日~24日

2回目は、2023年3月8日にドル円が137.91円の高値を付けた日から3月24日に129.63円の安値を付けるまでの期間です。
半月ほどで約8.3円下落しました。
3月10日にシリコンバレー銀行が破綻したことをキッカケに金融危機が叫ばれドル円は急落することとなりましたが、破綻銀行や預金者の救済措置が取られたことでリスクオフ相場は一時的なものとなり、ドル円は三たび上昇トレンドへと復帰しました。

 

3回目:2023年6月30日~7月14日

3回目は、2023年6月30日にドル円が145.07円の高値を付けた日から7月14日に137.23円の安値を付けるまでの期間です。
半月ほどで約7.8円下落しました。
7月7日の米国雇用統計で平均時給は市場予想を上振れたものの、非農業部門雇用者数が市場予想を下振れたことが暴落のキッカケとなり、その後の米国PPI(生産者物価指数)や米国CPIも弱い結果となったことで下げ幅を拡げました。
ただ、ミシガン大学消費者信頼感指数と期待インフレ率、米国新規失業保険申請件数などの経済指標が好結果だったことで、ドル円は四たび上昇トレンドへと復帰しました。

 

4回目:2023年11月13日~12月28日

4回目は、2023年11月13日にドル円が151.91円の高値を付けた日から12月28日に140.25円の安値を付けるまでの期間です。
1か月半ほどで約11.7円下落しました。
11月14日の米国CPIが市場予想を下振れたことがキッカケとなり、その後植田日銀総裁の「チャレンジ」発言やFOMC(米連邦公開市場委員会)後の会見でパウエルFRB議長の利下げに言及する発言が飛び出すなどして、ドル円は暴落することとなりました。
ただ、その後のISM製造業景気指数や米国雇用統計など一連の経済指標が好結果だったことで、ドル円は五たび上昇トレンドへと復帰しました。

 

というわけで、ここ2年半で4回起きたドル円の暴落を振り返ってみました。
やはり、暴落のキッカケとなるのは米国の経済指標となるケースが多かったですね。
特にインフレ指標である米国CPIが2回ありました。
指標の発表自体は米国雇用統計の方が毎月早いのですが、雇用よりも物価の方が先に実体経済へ反映されてきますので、キッカケになりやすいのでしょう。
その後、ISM製造業・非製造業景気指数や雇用統計など一連の経済指標も悪化傾向が続くと暴落につながるといった感じでしょうかね。
そして、FRBや日銀のサプライズ的な政策変更もそれを助長してきました。

つまり、5回目も
米国CPIや雇用統計の悪化 → 一連の米国経済指標の悪化 → FRBのハト派化もしくは日銀のタカ派化
といった感じで近々暴落が起きるのではないでしょうかね。

今月は既に4月分の米国雇用統計とISM製造業・非製造業景気指数の悪化が確認されています。
そして、明後日15日に米国CPIの発表があります。
来月発表予定の5月分の米国CPIも軟調な結果を筆者は予想しています。
もしかすると、その日がもう目の前に迫っているのかもしれません。
そして5回目の暴落が起こった際には、直近高値の160.21円を更新することなく、米国は利下げ相場へと移っていき、そのまま下落トレンドへ移行すると予想しておきます。

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

Posted by ペッパー