イーロンマスクに訴えられたOpenAI、運命を賭けたIPOの失敗に繋がる!?

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OpenAIの2026年売上予測は250~300億ドルと前年を大きく上回る見込みですが、約140億ドルもの純損失も計上する見通しで、今年はこれまでマイクロソフトやオラクルなどのパートナー企業と超大型契約を締結してきた莫大なインフラ利用料の支払いが始まる年となっており、財務的に極めて厳しい1年になると予想されています。

そのためOpenAIは、最大1,000億ドルの資金調達ラウンドを現在展開しているわけですが、2025年9月には1ギガワットの展開ごとに最大1,000億ドルを段階的に投資するとしていたエヌビディアが、ここ最近の報道ではリスクが高すぎるとして「200億ドル投資で合意間近」というかなりトーンダウンした感じの報道に変わってきています。

OpenAIの赤字体質も2028年まで続くとされ、パートナー企業からの融資にも限界があり、新たな資金調達の手段として今年末にもIPO(新規株式公開)を計画しているとの観測もあり、これが成功するかどうかで今後の運命が決まると言っても過言ではない、まさにIPOの成否は死活問題となっています。

そんな中、イーロン・マスク氏がOpenAIとマイクロソフトを相手取り、最大1,340億ドルという巨額の損害賠償を求めて提訴し、4月には裁判が開始される予定となっています。
マスク氏としては、公共の利益のための非営利団体へ多額の寄付をしたのに、それがマイクロソフトという一民間企業の利益になっているということですので、賠償額は別としてある程度は訴えが認められそうな感じはします。

恐らく和解という形で決着がつくのではという気がしますが、裁判を長引かせたくないOpenAI側としては相当譲歩するのではないでしょうかね。
それ故にIPOの際には、公開価格が想定を大幅に下回る、上場直後の株価暴落、最悪の場合には上場の延期や取り止めなど、いわゆるIPOの失敗に繋がる可能性もあるのではという気がします。

ここ1~2週間、ハイテク・IT関連銘柄中心のナスダック市場では、大手ハイテク企業の膨大なAI関連投資に対する収益化への懸念や、労働市場の減速を示す経済指標などによって下落基調となっており、センチメントは悪化しています。
OpenAIは、AIブームを牽引してきた企業ですからね。
もう既にAIバブルの崩壊が始まっているのかもしれませんが、判決の行方に要注目です。

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

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Posted by ペッパー