予想通り好調な4月分米国経済指標。5月FOMCでの利上げは確実。問題は6月!

コラム,FOMC

昨日17日(月)には、「ニューヨーク連銀製造業景気指数」と「NAHB住宅市場指数」の結果が発表され、ともに市場予想を上振れる好結果となりました。
これで先週末14日(金)発表の「ミシガン大学消費者信頼感指数」から4月分の米国経済指標は3連勝です。
ここまでは前回の「来週のFX相場予想」で予想した通り、4月分の米国経済指標は好調なスタートを切っています。

右 来週のFX外国為替相場予想(2023年4月10日~ ドル円)米経済指標良好で上昇

今週はこの後も4月分の米国経済指標としては、「フィラデルフィア連銀製造業景気指数」や「製造業・サービス業PMI(購買管理者指数)」、そして週間で発表される「MBA住宅ローン申請件数指数」「原油在庫量」「失業保険申請件数」もあり、全体的に良好な結果が出るものと推測されます。

3月のシリコンバレー銀行破綻等の後、米国経済状況がどのようになっているのか把握するためには最新のデータを確認しておくことがとても重要です。

右 シリコンバレー銀行破綻でむしろ米景気良化インフレ加速、リセッションも今年はない!?

CMEのFedWatch ツールを見ますと、1か月前までは僅か20.7%しかなかった次回5月のFOMCでの0.25ポイント利上げ織り込み度は、現在87.1%まで上昇してきており、こちらも予想通り金利先物トレーダーは修正を余儀なくされています。

【CMEのFedWatch ツール】

 

さて、ここまでは想定内ですが、問題となるのは6月以降のFOMCです。
ここで、3月のFOMCでの今年末時点に於ける政策金利見通し(ドット・チャート)を確認しておきます。

4.875%が1人、5.125%が10人、5.375%が3人、5.625%が3人、5.875%が1人、となっています。

実に、18人中10人が次回5月のFOMCでの利上げ打ち止めを示唆しています。(さらに利上げして今年末までに利下げし最終的に5.125%というパターンもあり得ますが…)
逆に、7名が6月以降にも更なる利上げが必要と考えているのがわかります。
投票権を持つのは空席となっているFRB副議長を含めて12名ですが、やはり多数派となっている意見が通るのではないかなという気がします。

6月FOMCの金融政策発表は14日(水)です。
2日(金)には5月分の米国雇用統計、前日13日(火)には米国CPIが発表予定となっています。
雇用統計は4月の米国経済がこのまま好調なら、まずまずの結果が出るでしょう。
一方、CPIの方はというと、前年同月比では恐らく4%後半くらいまで落ちると思います。
そして、それを確認してFOMCでは政策金利据え置きを決定すると予想します。
(7月頃からCPI前年同月比は上りのターンへ入ってしまうと思いますが…)

筆者の考えとしては、6月も利上げを実施すればインフレ第二波はかなり低調なものへ抑えられると思いますが、据え置きとなれば逆にインフレ率はジリジリと上がり続け、過去の記事でも述べている通り、FRB(米連邦準備制度)は再び利上げに追い込まれると予想しています。

そもそもFRBが物価見通しを予測する能力に長けているのなら、CPIが9%になるようなことはなかったでしょうからね。
6月のFOMCからは裏の裏を読む戦いです(笑)

ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でも何でもありません。信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

Posted by ペッパー